2015年11月22日日曜日

20年目のグッバイ・ボーイ

マチュピチュのグッバイ・ボーイ
http://www.longstaykansai.org/
ryokouki/okazakiyuko/nanbei/okazakinanbei.html
TVの世界遺産番組を偶然見ていた。1996年から放送している20年番組である。今日は20年間の世界遺産の変化を見るというコンセプトだった。ネパール・カトマンズの地震と元クマリ(初潮を迎えるまでの少女が神として崇められる。)の女性の話。モン・サン・ミッシェルをつなぐ橋が作られ、潮の流れが戻った話。キリマンジャロの氷河の減少。スペインの絶滅危惧種・オオヤマネコの復活など、なかなか面白い内容だった。

中でも、この番組の第1回放送で、マチュピチュのバスのヘアピンカーブが続く道をショートカットして、何度も「グッバイ~」と手を振る「グッバイ・ボーイ」の20年後には大いに興味を抱く。彼はなかなか有名で、トルコ・イスタンブールのクマ男とともに、”世界遺産に付随する人間国宝さん”みたいな存在である。今は、奥さんもいる村の警備員となっており、子供が出来たら、大事に保管しているグッバイ・ボーイの衣装を見せると語っていた。想定内の20年後でちょっと安心した次第。

…20年というと、かなりの年月である。私は37歳。35歳でアメリカに行ってハマり、ニューヨークに一人旅した頃である。今から思うと、海外に出て、向学心が一気に上がったように思う。その後、主なる学びの対象は何度も変化したが、それがまた意外に結びついていくものだ。世界は面白い。だからこそ、日本も面白い。まだまだ向学心は旺盛である。

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