紛争はCD連合国の勝利 |
A国の司令塔・K君は、「CDは、おそらく全財産を出したのたろうが、絶対アホや。」と呟いた。A国は資金をそんなにださなかった。「あまりメリットがないのです。」うむ。正しい。紛争をさけるため、そういうルールにしてあることを見抜いている。さすが、現在1位の国だ。しかし追い詰められているC・D国は、かなり盛り上がっている。勝つぞぉ。とテンションが高い。
で、じゃんけんの戦いが始まった。予想どうり、数に有利なCD連合国が勝利した。さあ、問題はサイコロの出目である。みんなが注目する中、出た数字は「2」。C・D国とも、20ずつB国から生産物の権利をとることになった。
彼らが選んだのは「野菜20」と「野菜20」だった。私はてっきり、次の回に向けて「機械」や「繊維製品」を取ると思っていた。残った時間で、第5回目を行うことにした。「?」全く動きがない。ABも、CDも互いを批判しているだけだ。貿易が成立しないのだ。
なぜなら、「機械と繊維」はABが独占しており、CDは、「野菜」を独占している。しかもCDは資金ゼロである。CDが野菜を売らないと言い張っているかぎり、ABの両国とも、いくら資金があっても条件をクリアできないわけだ。完全に保護貿易化した世界となった。
CD連合国は、少ない紛争の利益をだったが、「野菜」を独占することで、痛み分けに持ち込んだわけだ。なかなかの勝負師である。
次の時間に、比較優位と保護貿易・自由貿易について語ろうと思う。想定外の展開になったが、意外とよく理解できるのではないかなあと思ったりする。
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