エレサレムの治安悪化を避けて、ベラルーシとウクライナを回っている息子から、荷物が先ほど届いた。
チェルノブイリのダークツアーのオプショナルで、ハードロック・カフェ(もちろんバッタモノである。)のTシャツとキャップが買えるらしく、先日「お父さん、いるかあ?」と聞いてきたのだ。答えはもちろん、イエスである。
と、いうわけでこのところ、チェルノブイリの本を読んでいる。今、読んでいるのは、スベトラーナ・アレクシエービッチ氏の「チェルノブイリの祈り」(岩波現代文庫)である。
今年、彼女がノーベル文学賞を受けたから、といった理由ではなく、妻が息子から借りて読んでいたのをまた貸ししてもらったが故である。この本、ジャーナリストとして、彼女が聞き書したものを集めたノンフィクションである。凄い内容なので、改めてエントリーしたいと思う。故国ベラルーシでは、出版できていないらしい。それも凄い話であると思う。
追記(18時33分):妻が息子にメールを送ったら、オデッサに着いたそうだ。「今度は戦艦ポチョムキンやな。」と言うと、妻は「?」。(オデッサは、日露戦争時、第1次ロシア革命の時、軍の反乱があった所。エイゼンシュタインの映画で有名だ。)息子は黒海まで南下してきたわけだ。
2015年11月7日土曜日
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