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「あなたのご主人は英雄であり、もう家族のものではない。国家的な人物で、国家のものなんですよ。」と言われ、モスクワの特別な墓地に埋葬されることになった。しかし、西側の特派員が押し寄せているので、2時間以上モスクワの環状道路を回ることになる。妻はヒステリー状態になったという。あっという間にされた埋葬時も、その後故郷に帰る際も、護衛がつき、宿泊したホテルのシーツなどはすぐポリ袋に入れられたのを見たという。「きっと燃やされるんでしょうね。」
全ての日本人が読むべき本だと私は思う。決して今年のノーベル文学賞だから、というのではない。原発の危険性だけでなく、国家・権力というものの恐ろしさを知っておくべきだと思うのだ。
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