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ふと、凄いことを発見した。ウクライナ東部を各国の航空機が避けている。(当然か。)それからシリア、イラク上空もぽっかりと空いた空白地帯だ。アフリカもエボラ出血熱の関係で航空路線が止められているようだ。西アフリカからナイジェリア上空など航空機があまり飛んでいない。(時間帯の関係かもしれないが…)
かなりテロ組織の対空兵器に各航空会社がピリピリしているのが感じられる。さて、今、大きな話題の「イスラム国」だが、昨日(3日付)の毎日の朝刊によると、ナイジェリアのボコハラムがそのテロの模倣をしているようである。女性による自爆テロ。先日もエントリーしたように、ボコハラムは、アルカイダとイスラム国の両者(対立しているのだが…)を支持しており、自組織を「カリフの支配する地域」と宣言している。背景には、イラクの油田を押さえたイスラム国が闇市場で売り、巨額の収入(1日2億円以上といわれる。)を得ている故に、その資金や物資を必要としているのではないかという推測も流れているという。また、欧米のソマリ系の若者がソマリアのイスラム国に参加する傾向が目立ち始めているとも。
ここにきて、アメリカの「反イスラム国」路線が顕著だ。今日の毎日・夕刊には、副大統領が「地獄の門まで追い詰める」という過激とも思える発言したという記事。オバマ政権もついに本気で動くようだ。アメリカの世論調査でも、先日のジャーナリスト処刑が大きく影響しているようだ。一方、エジプトのイスラム学者による公式なファトワ(宗教令)として、世界のメディアに対して、イスラムのイメージを損なうとして「イスラム国(IS)」という表記を使わないように要請したという。アルカイダ分離主義者(QS)がふさわしいという呼称の代案まで出しているという。これも夕刊の記事。
…何度かエントリーしたが、カリフをいただく「イスラム国」という名称は、たしかに凄い。エジプトのファトワもわかる気がする。ますます多くの国を巻き込んで、何が起こるかわからない。
たびたび失礼します。
返信削除中東×美術からアフリカ×基礎教育の
和さんです。
中東、アフリカ、それからアジア・・・。
根っこのところは、どれもこれもおんなじなような気がしてきます。
こちらは、パレスチナ難民局の女子高(美術授業)の様子です。
和さん、コメントありがとうございます。根っこは、まさに貧困です。未来を描けない若者が無くならない限りにおいて、こういう紛争は無くならないと思っています。
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