2014年9月10日水曜日

日経 ダライ・ラマ14世の転生

ダライラマ5世
観世音菩薩の
生まれ変わりという
日経の国際面に、小さな記事が出ていた。凄いニュースなのだが、他紙にはあまり載っていないようだ。ダライ・ラマ14世の話だ。ドイツでのインタヴューで、自分の死後、後継者選びを廃止すべきだと述べたのである。以前、再考すべきと発言したことがあるが、廃止すべきと明確に述べたわけだ。

ダライラマ14世は、13世の生まれ変わりである、とチベットの人々は信じている。生まれ変わりの少年を探す話は凄い。詳しくは、以下のHPを参照いただきたいが、3歳にも満たない現14は、13世の数珠を欲しがり、マントラを唱えたし、探しに来たリンポチェ(高僧)の名を当てたという。

ダライ・ラマ法王日本代表事務所
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/hh_reincarnation.html

ダライ・ラマは、輪廻転生制度(後継者探しの儀式)を廃止すべきとした理由を、転生者は中国支配下のチベットではなく、平和な世界のどこかの国に転生するだろうと述べている。前世が遣り残した仕事を引き継ぐのが転生者である。遣り残した仕事を継承できない国に生まれたら、転生者として生まれ変わる意味がないというのである。凄いな。強烈な中国批判である。

このダライ・ラマの転生、儀式を廃止した場合、チベット仏教はどうなるのだろう。妻も、凄いニュースやなあ、と話していたのだった。…変な家。(笑)

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