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アルシャバブ内部では、ソマリアのイスラム国家化を目指す国内派と国際テロ組織アルカイダとの連携を重視し、聖戦を展開する「国際派」に分かれていたそうで、ゴダネ氏は国際派。彼の指導でアルシャバブの「アルカイダ化」が進んでいたのだという。
…アメリカが情報力と空爆の正確さを改めて実感すると共に、国際テロ組織への地上戦抜きの攻撃が多方面で始まったという感想をもった次第。政治的にも「イスラム国」への対抗も有志国で連携を深め、いよいよオバマも重い腰を上げざるを得なくなったようだ。
…今の世界の動き、私は不気味な感じがする。昨日今日とエントリーした戦争の世界史(下)の第8章の最後に、著者はこんなことを書いている。
実際、1914年8月に、ヨーロッパの諸大国が次々と、夢遊病者の不気味な密集行進のように戦争へと進んでいったいきさつは、われわれの時代の最も主要なディレンマを見事に象徴している。-それは全体を編成する個々の部分について調和と組織化の度合いを高めれば高めるだけ、かえって全体において不調和を発生させたり、もとからの不調和を一段と激化させたりしてしまうというディレンマである。
…アメリカは、今大きなディレンマを抱えながら、テロとの戦いを再開した。我々は上記の文章にある危険性を常に念頭に置きながら、注視しなければならないのではなか。
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