2013年7月11日木曜日

日経 春秋「サンダーバード」の話

最近、アフリカの情報を書いてない。TICADⅤで燃え尽きたのだろうか、マスコミの風向きはすぐ変わる。というわけで、日経を毎朝モーニングで読んでいるのだが、今日目に付いた記事は、第1面の「春秋」であった。東京の日本科学未来館というところで、サンダーバードの展覧会が開会したのだという。今の技術で実現可能かがテーマらしい。「春秋」によるとサンダーバードは、宇宙人と戦うという勧善懲悪モノ隆盛の中で①主人公は事故や災害と戦う。②富豪が私財を投じて設立・運営する非営利の民間団体である。「戦闘より援助」「民が主役」という点で今を先取りしていると書いている。なるほど。確かにその通りだ。面白いではないか。

サンダーバードは、母国イギリス以外では日本で熱烈に支持されたらしい。「生命や生活を大事にする文化と技術力が支持を生んだのではないか、また子供番組であったとはいえ、日本の未来とどこか重なる。」と結ばれている。うーん、それはちょっと言い過ぎではないか、と私は思ったりするのだ。

サンダーバードの魅力、それは1号から5号やジェットモグラやペネロープ号の魅力である。民間人であるパパが息子たちを使って、国際救助隊を運営しているのか子供心に、たしかに不思議だったが、それよりカッコイイ、「メカ」が魅力だったと思う。長男が乗る偵察用の1号はロケットである。ロケットは燃料をかなり食うし、VTOLみたいに空中停止できて凄いと単純に思っていた。実際には不可能だと思う。2号は、その発信するシーンにワクワクした。巨大な輸送機であるのに、これもメインの推進力はロケットエンジンである。(吸気口があるので水平飛行中はジェットエンジンだと推測できる。)もちろんVTOL的な飛行が可能である。ハリアー開発以来、イギリスはVTOL大好きなんだなあ。3号は宇宙ステーションである5号との連絡用の赤いロケットだが、大気圏再突入をいかに行っているのか不思議だった。でも、3号の発進シーンは無茶苦茶かっこいい。4号は2号に積まれている、水中メカである。プラモをつくって、マブチの水中モーター(魚雷のような格好をしていた。)をつけて池に入れたら、そのまま沈んでしまった。今は、笑い話だが、小学生だった私は泣いたぞ。(笑)ジェットモグラもよく登場した。が、6号でないのが不思議だった。今、これらのサンダーバードメカで、実際に作れそうなのは5号くらいか。日経を読みながら、そんなことを考えていたのだった。
謎の円盤UFOのスカイダイバー、艦首にスカイワン
ちなみに、サンダーバードに続いて放映された「謎の円盤UFO」のメカも大好き。スカイダイバーなんて、ロケット攻撃機(スカイ・ワン:機首にF86Fのような吸気口があり、サンダーバード2号のようにジェットエンジンにも変換できる。これもハイブリッド攻撃機である。)を艦首においた無茶苦茶な潜水艦であるが、今でもかっこいいと思う。(笑)いやー、こんな話をエントリーしだしたら止まりませんなあ。
<日本科学未来館のサンダーバード博HP>
http://tbmirai.jp/

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