全米 航空博物館 のイラスト地図 |
小学生向けの航空機図鑑やヒコーキ本は私の愛読書だった。特に戦闘機は美しかった。そのころベトナム戦争があって、ガンガンとジェット戦闘機が開発されていた。そういうことと全く無関係に、プラモデルをよく作った。プラカラーなどでカラーリングまでするようになった。というわけで、プラモデルを作った戦闘機などにアメリカで出会うと、心臓が止まるくらい幸せを感じるのである。アメリカには、たくさん航空博物館があり、平和教育とかとは全く別次元で、あくまで少年時代からの趣味としてアメリカにいくと必ず寄るのである。
イントレピッド航空博物館 |
特に好きだったF4ファントムとA6イントルーダ―には、NYCのイントレピッド航空宇宙博物館で出会った。この博物館、古い空母がそのまま博物館となっている。ハドソン川岸であまり治安の良くないところにあるので、メジャーな観光地ではないが、私にとっては「心に残した」場所のひとつである。
先日(2月11日)話題にした「ゴブリン」というヒコーキ。正式には、XF85という実験機で、B36ピースメーカーという6発プロペラ+4発ターボジェット4発の爆撃機に、搭載される予定だった寄生ジェット戦闘機なのである。つまり、当時はプロペラ機からジェット機化する過渡期の時代で、B36もたいがい中途半端なヒコーキなのだが、この爆撃機を援護する航続距離の長いジェット戦闘機など到底なく、B36の機体内にジェット戦闘機を積み、いざとなったら発進させるというプランが生まれたのである。それが、XF85「ゴブリン」なのである。
XF85 ゴブリン |
ところで、アメリカの軍用機、昔はネーミングの妙がある。「ピースメーカー」なんて爆撃機、悪い冗談としか思えないし、「ゴブリン」もまたそうである。
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