2010年6月13日日曜日
アフリカを背負うエトー万歳!
いよいよカメルーン戦が近づいてきた。NHKスペシャルで、カメルーンのエトーの特集をやっていた。凄い男である。アフリカ人に対する差別的な観客に対して、抗議しピッチを去ろうとし、ブラジルの黒人系のロナウジージョがまた「兄弟、お前が出るならおれも出る。」と言わしめ、敵チームの黒人選手から「その意思をゴールで示すべきだ。」との言に答えたという逸話。なんとも凄い。彼のアフリカ人としての誇り。素晴らしい。私は絶賛したいと思う。
アフリカへ行くと、サッカーのユニフォームが普段着のようになっている。アフリカではサッカーは”日常”なのである。小さい子供が大人用のユニフォームを着て歩いている姿は微笑ましい。エトーの活躍するTVも食堂でみんな見ていた。わかる。あの感じだ。なつかしい。嗚呼アフリカに戻りたい!と思う映像だった。
ジンバブエへ行くバスで、途中からマラウイのおっさんが横に座ったことがある。おっさんといろいろ話した中にサッカーの話題もあった。「マラウイはサッカーは盛んなのか?」「当然盛んだ。だが、マラウイは貧しすぎてナショナル・チームも弱い。」「なるほど…。ではカメルーンやガーナやコートジボアールみたいになかなかなれないのか?」「先立つものはカネだ。強くするにはカネがかかる。」アフリカの中で、W杯に出ることは、そういう意味でも国力みたいなことが左右するのである。当たり前のことだが、これも現実である。
経済大国日本。その中で育ったサッカー少年の日本チーム。それに比べればはるかに不利な中で、自分の道を切り開いてきたアフリカのチーム。この格差はいかんともしがたい。ところで今日の”ハーバード白熱教室”は、愛国心と正義というテーマで、今日も面白い討議が行われていた。私は日本を応援すべきだが、やはりカメルーンに予選を突破してもらいたい。アフリカを背負って、歴史を作って欲しい。だから、両チームとも素晴らしい攻防で、できれば引き分けて欲しいと願っているのである。
追伸1:りり~☆の部屋のりり~君が、「国際協力師を目指して」という新しいブログを立ち上げたので、さっそくリンクしました。是非寄ってみてあげて下さい。
追伸2:本日到着予定の姉妹校、米国・アーバンデール高校の訪問団が、飛行機の関係で到着がまる1日ずれることになりました。朝”鍼”を打ってベットで寝ている時に、Y先生より連絡がありました。(笑)今週もイロイロありそうです。
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