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自由の女神のあるリバティ島までのフェリーは、エンパイアステートビルと同様、世界各国の言語が入り乱れている。とにかく大混雑で、女神像の中を階段で行くには3時間待ちで、あきらめた。普通、女神像は正面からの画像が多いが、後ろ足は踵が少しばかり上がっているを見れたのが嬉しかったのを覚えている。(当時は今みたいにすぐ画像検索できるような状況にはなかった。笑)ここからのマンハッタンは、感動的な絶景。隣のエリス島では、当時の移民のイミグレであった館がミュージアムになっており、星条旗と各国の旗を組み合わせたピンバッジがお土産として売っていた。おそらく、元移民であるアメリカ国民が記念に祖国の旗との組み合わせを購入していくのだろう。まさに、エリス島ならではのお土産だ。私は、その時の旅の目的の1つがユダヤ教理解だったので、星条旗とイスラエル国旗のものを購入したのを記憶している。リバティ島より近いので、ここからのマンハッタンはさらに絶景だった。私が行った時は、まだ9.11以前なので、トレードセンターのツインビルの威厳ある姿が美しかった。だからこそ、9.11の衝撃は大きかったのだ。
ブルックリンにも寄ったことがある。最も印象に残っているのは、カフェでコーヒーを飲んでいる時、黒人女性が白人の子供の乳母車を押している姿を見たことだ。おそらく家政婦さんなのだろう。前時代的な光景ではあったが、悲惨さは微塵もなく平和な光景だった。未だに、アメリカではテーブルの下の人種差別がある、と後にノースカロライナで教えてもらった。しかし、ミューアムマイルで、白人の老夫婦が、おそらく養子であろう障がいをもっている黒人の子供と幸せそうに歩いている姿も目撃した。夕日に照らされた3人の姿に私は合掌せざるを得なかった。人種差別は歴然してある。しかしながら徐々に空洞化しつつあると知ったのだった。
しげ旅では、ウォール街を歩いている。NYSE(ニューヨーク証券取引所)を始めとした金融街である。私もJPモルガン商会などの前に立ち、感慨深かった。FRBのツアーで、地下の各国の金塊を見たことは、まさに私のニューヨーク旅でも特筆ものだった。この経験は、滑らない話シリーズで100回近く授業で使わせてもらった。すでに旅行費用を上回る成果を上げているように思う。ニューヨーク旅は、そんな滑らない話シリーズの宝庫となった。無理をして行ってよかったと思っている。今なら、あの暴力的なインフレに負けてしまうだろうと思うが…。
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