2023年11月21日火曜日

「アフリカを学ぶ人のために」

市立図書館で、「アフリカを学ぶ人のために」(松田素二編/世界思想社)を借りてきた。だいぶ以前に「アフリカ社会を学ぶ人のために」(2014年)を読んだが、その改訂版であることが、編者である松田素二先生の”あとがき”でわかった。この本は、本年4月発行である。松田素二先生の著作は、私がJICAの研修でケニアに行った(2003年)後、すぐ読んだ。「都市を飼い慣らす アフリカの都市人類学」や「呪医の末裔 東アフリカ・オデニョー族の二十世紀」で、いわば私のアフリカ研究において最初の第一歩となった方である。現在はブルキナファソでお世話になった”荒熊さん”がおられた京都市北区の地球研の特任教授をされているようだ。

執筆者が凄い。これまで私がお会いしたり、著作を読んだ先生方だけでも、最も馴染み深い京大アフリカ地域研の重田眞義先生、伊谷樹一先生、平野美佐先生、地球研の山極寿一先生、同志社大学の峯陽一先生、昨年講義を受けた関西外大の近藤英俊先生、そしてキベラスラムで今も頑張っている早川千晶さん…。早川さんとは現地でも日本でも何度かお会いした。

いやあ、すごい本を見つけたもんだ。この本は、じっくり読んでエントリーしていきたいと思う。市立図書館からの帰り道、「そうか、アフリカの学びを初めてもう20年も経っているのか…。」と感慨深く、この本を抱えるようにして、今日は学園の正門の坂を登っていたのであった。

…アフリカを想い続けて 二十年 新たに学ぶ 在来知 

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