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「唐相撲」は、唐の帝王が、日本に帰りたいという力士に、もう一度相撲が見たいというわけで、臣下を戦わせるのだが、全て負けてしまい最後は自ら相撲を取ると言い出す「曲」である。自宅に帰ってから、能舞台で行われている過去の唐相撲のYou Tubeを見たのだけれど、今日の舞台のほうが遥かに見応えがあった。https://www.youtube.com/watch?v=Yj3xlVkt728&ab_channel=clubsoja
というのも、能舞台に比べはるかに舞台面積が広いので、中央に玉座があり、三列に全出演者が座しており、迫力が違う。しかもホリゾントの照明もシンプルかつ効果的に使われていたのである。狂言にしては、衣装が中国風で派手なので、映えるわけだ。相撲と言っても裸ではない。(上記You Tubeや今日の画像を拡大するとわかる)相撲の内容が、コミカルで実におかしい。仕草の一つひとつも狂言であるので実に楽しい。
演者の中には、幼児も入っていて、頑張って大人に合わせていた。それが可愛い。今回は一般応募の出演者もいて、とにかく大人数なのだ。また日本人力士と通詞兼行事役以外の唐人役はすべて「唐音」という中国語風の発音を真似た創作の言葉を使う。これがまた意味もなくおかしい。
実に楽しい時間を過ごさせてもらった。
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