2011年12月3日付と2012年4月1日付ブログで、島岡強氏のことに触れているが、まあたいがい規格外の人物である。著者の由美子氏は、強氏の奥さんである。
利尻島のユースホステルで知り合い、結婚に至る話や、強氏が八甲田山で遭難し、新生を得る話などは、まさに規格外である。この本は、実にオススメなので、あまりネタばらしはしたくないのだが、タンザニア・ザンジバルで由美子氏がひどいマラリアに罹る話を読んでいて、彼女も新生するのだが、思わず泣きそうになった。また、メビウス症候群の友人の娘がやってくる話でも大感動した。
この本に描かれる生のアフリカの姿は、私も少しだけれど体験したことだ。この本に出てくる、歩行が困難になった人の姿をブルキナファソで見た。著者が当初嫌がったアフリカの食事も手でいただいた。著者が、ザンジバルで体験し、憤り、苦しんだことはよく理解できるし、そういう生のアフリカの姿がここにある。ホント、オススメの1冊である。アフリカに学ぶことは多い。
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