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高校時代、私は中学の恩師の関係で、大阪市立野外活動指導者連盟という組織に入れられた。(久しぶりにネットで調べてみたら2007年にNPOになっていて、そのHPにアクセスしたが繋がらなかった。つまり今は存在しないのではないかと思う。)この組織で高校生の野外活動のリーダーを育てようという試みだったようだ。当時、大阪市には、信太山と伊賀上野にキャンプ場があり、小学生をはじめとした大阪市立の学校や子供会が教育キャンプを実施しており、高校生を即戦力として使おうという目論見が短期目標、さらに大学進学後もキャンプ場でリーダーをしてほしいというのが中期目標、さらに教員にして野外活動を担ってほしいという長期的目標もあったと思う。
ちなみに、この短期目標は成功したと思う。この高校生集団の中核は、後に1年中稼働している大阪市立六甲青少年の家(ここも現在は存在しない)のリーダーとなった。(私は大学1回生で卒業した)後に小学校教員になった仲間は3名、私も高校教員になった。(野指連の先生方の長期的目標は成功したともいえる。)が、私は別の道を歩んだのだ。
とはいえ、最初の赴任校・商業高校では、信太山のキャンプ場に遠足で飯盒炊爨に行ったし、伊賀のキャンプ場・青少年の家でもリーダースキャンプでお世話になった。場長が野指連の先輩だったりして、緊張もしたことを覚えている。教育キャンプの教育的意義は大きいと思っている。
この伊賀の青少年の家とキャンプ場は現在はない。大阪市政が某政党によって奪われて以来、文化的な施設は文楽劇場などと共にカットされたからだ。府と市の二重行政がどうのこうのと、行政サービスを削減していった。(今のコロナ禍で医療崩壊寸前になっているのも、医者や看護士を削減したが故である。ちなみに、学校現場もひどく、一気に大阪の教員採用試験の倍率は低下した。)
野外活動の教育的な意義は大きい。未だに、「来た時よりも美しく」というロジック(大阪市の野外活動施設の十則のひとつ)は、大きく自分の中に残っている。教育キャンプは単なるアウトドアではない。まあ、こういう教育的効果がわからない政治屋だから大自然の中のキャンプ場をカットできたのだと思うが…。
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