https://www.youtube.com/watch?v=N6B3niCjVcM |
今回のそもそものきっかけは岩のドームである。これをイスラエルが第三神殿を作るため占拠しようとしていると考えたイスラム教徒たちとイスラエルの警察や軍の衝突である。衝突と言ってもムスリムは石を投げて抵抗したにすぎないが、いつものようにイスラエルは過剰防衛して始まった。家庭内離婚中の在イスラエル・アラブ人も各地で暴動をおこしている。それくらい、この岩のドームを巡る問題は重大なのだ。この岩のドームをめぐる対立は、選民思想で武装したユダヤ人と、自分たちも預言者アブラハムの子孫であり、ムハンマドが昇天した地を守り抜くというムスリムの、神定法に従う同士の対立なので、誰も収めようがない。
「神は戦争を否定していない。」とは、昔々、ソウルの空港で出会ったニュージーランドの牧師との対話で出てきた言だ。まず、神の定めありきなのである。理性や損得勘定より、信仰が第一義である。このことを知らずに、この問題を論じるべきではないと私は思う。
日本人には実に理解しがたい論理だし、「縁起」を大原理とし、「平等大慧」を信じるブティストである私は、ただただやるせない思いに駆られるだけだ。
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