2018年10月5日金曜日

内閣人事局長の研究


第4次安倍内閣は、在庫一掃内閣などどと揶揄されている。我がクラスの政治家志望のJ君に、閣僚一覧の載った日経の朝刊をコピーしてあげた。彼はさっそく、念密にチェックをしていた。
今回の閣僚の顔ぶれには興味はないが、面白い記事を今日見つけた。新総務会長の加藤勝信前厚生労働相である。総務会長は、首相が改憲を行うに当たって、実に重要なポジションである。平時には自民党三役の中では最も地味であるが、改憲などと言うプロジェクトを進めるためには総務会が党の意見集約を行うからである。この加藤氏、厚生労働大臣の前は、内閣官房副長官で、初代内閣人事局長だった。

本来、この初代人事局長には、警察庁出身の杉田和博氏が就任するだろうと一部マスコミは誤報したらしい。私はこの誤報は大いに理解できる。官僚人事を司るのは、以前日本を動かしていた事務次官等会議の主催者、(事務方:官僚)の官房副長官であったからだ。面白いことに代々、今は無き内務省系の官僚がこのポストを占めてきた。財務省出身ながら議員である加藤氏の就任は、革命的人事である。政治主導のまさにターニングポイントである。首相が加藤氏をいかに買っているかを示している。(ちなみに調べてみると、加藤氏後、荻生田光一氏(政務)を挟んで、今回の人事では、杉田氏が就任している。法改正によって、内閣人事局長は、政務・事務両方の官房副長官が兼務することになっている。)

憲法改正をめぐって、関門となる重要なポストには、側近を配置していることは明らかだが、さてさてうまくいくだろうか?私は、まだまだ紆余曲折があると見ている。こういう話をまたJ君と討議しようかなと思っている。

2 件のコメント:

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