日経にアニメ産業の話題が載っていた。ナイジェリアで鉄腕アトムのリメイク版(4番目の新バージョンで「ロボットアトム」と改題。)を放送するそうである。ナイジェリアは、2050年には世界第4位のを人口が見込まれるわけで、しかも6才以下をターゲットにしているという。内容は、本来の鉄腕アトムとは異なる。15分で一話完結で、ロボットと人間が共存する街で、様々な物語が展開されるそうだ。私たちの世代が知っているアトムと共通するのは、御茶の水博士とヒゲ親父が登場するくらいで、全くの別物といったほうがいいだろう。
2005年以降、実は日本の海外アニメの輸出は減少傾向にあり、今やピーク時の半分にまでなってしまったのだという。その原因は、リーマンショックに伴う世界経済の減速、少子化が進む先進国市場の伸び悩み、ネット配信の普及などによる単価減少、海賊版による被害、中国市場の輸出減速といったものらしい。
そんな中成長が見込まれるのが、子供の人口が多いアフリカ、というわけだ。対象年齢を6才以下としたのも、息の長いビジネスを目指してのものらしい。うーん、なるほど。
2016年5月14日土曜日
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