日本で有名なバドミントンの選手が賭博行為で資格停止処分を受けたことはニュースで知っていた。その彼のマレーシアのプロリーグへの移籍云々というハナシが出たことに対して、マレーシアのプロリーグ(=パープル・リーグ)は日本の協会の決定に従うというニュースが流れた。まあ、要するにこのハナシは事実上つぶれたわけだ。
私は、マレーシアにバドミントンのプロリーグがあることを初めて知った。とはいえ、中国に卓球のプロリーグがあるのだから、なるほど、さもあらんと思ったにすぎない。それくらいマレーシアの人々はバドミントンが大好きなのである。
先日の日本語のフリーペーパー「南国新聞」に、アジア主要都市の市民の好きなスポーツというタイトルの博報堂の調査結果が出ていた。クアラルンプールでは、第1位は、当然ながら男女ともにバドミントンである。(男性は62.7%、女性は59.4%)
アジア15都市の平均では男性はサッカーがやはり強い。クアラルンプールでも人気があるが、バドミントンの方がやはり上だ。住処のTVで、スポーツの中継を見ることはほぼない。チャンネルは、NHKの国際放送かアアルジャジーラしか見ないのだが、チャンネルを合わす際にどどどっと各チャンネルの縮小版が映る。その際にバドミントンとサッカーは、わりと目にする。フードコートなどでは、地元の人々が熱心にTVのバドミントンの試合を見ながら麺をすすっていたりする。(笑)
マレーシアは、とにかく暑い。朝か夕方、夜でないと野外でのスポーツはできないと言ってもいい。だから体育館系のバドミントンが国技、というわけなんだと思う。
そういう気候風土のもと、サッカーのナショナルチームはかなり弱い。同じ南国新聞に、マレーシア・ナショナルチームはFIFAランキングで174位にダウンしたとあった。アジア地域では、東ティモール(175位)バングラディシュ(177位)ネパール(179位)インドネシア(185位)以外の国より弱い、というわけだ。
このナショナルチーム、「マレーの虎」というニックネームらしい。つまり「ハリマオ・マレーシア」。
うわー、懐かし。ハリマオと聞いて感激するにはちょっと若すぎるが、昔、「怪傑ハリマオ」というTVがあったのだ。「月光仮面」なんかと同類の実写版ヒーローもの。ハリマオ・マレーシア、ちょっとこれから応援していこうという気になったのだ。
ついつい、苦手なバドミントンより、大好きなサッカーの話になってしまったのだった。お詫びにバドミントンのパープルリーグのHPを最後に記しておきたい。
http://www.purpleleague.com/
2016年5月8日日曜日
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