先日のスコールの時に。自室から撮影。雨の日もあって当然。 |
マレーシアからISに入った若者もかなりいるようだ。マレー語の新聞に、戦闘員としして19人目の死者となった若者のニュースが載っていたそうだ。4月の17日に死去したのだという。公安部もこれを認めている。実は、意外だが、マレーシアではISに対するシンパシーは決して低くない。来馬前に呼んだ中田孝氏の対談の中に、そういう資料があってびっくりしたのだった。
しかし、1ヶ月暮らしてみて、強く実感することがある。マレーシアは穏健なイスラムではあるが故に、もしその人が復古主義者的な発想を持つならば、華人やインド人との共生が国是の国故に、その穏健さ自体に疑問を呈することは想像に難くない。文化的相違があまりに甚だしいのである。復古主義者は、国是を否定することもかなわず、国外に逃避することになるのではないか、と私は思うのである。
19人目の戦闘員が撃たれた日、クアラルンプールの北西部にある住宅地の24階建てコンドミニアムの一室で爆発物7個が見つかった。テロ組織とは無関係という発表が政府から出ているが、容疑者2名は指名手配中だとか。
マレーシアの不穏な話をちょっと整理してみた。とはいっても、どこの国だって良く似たハナシがあるだろうと思う。殊更、声高に叫ぶ必要もあるまいと思うのだ。マレーシアだって、いつも熱帯の真っ青な空だけではない。雷鳴轟き、豪雨の時もある。(今日の画像参照)
追記:前任校の教え子の理学療法士のM君が、熊本の被災地でAMDAの医療スタッフの一員としてボランティアに行ってきたという活動報告が、彼のブログでエントリーされました。医療関係を学んでいるH高校のOB/OGは、是非とも一読して欲しいと思います。
http://lily-international-cooperation.blogspot.my/2016/05/blog-post.html
0 件のコメント:
コメントを投稿