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マプト(首都)からの飛行機がその日なかったので、市場をひやかしにいく。わかるわかる。市場は楽しい。市場にはアフリカの生活がある。面白かったのは、呪術の材料の店があったことだ。私は一目でわかってしまった。南アのヨハネスブルグでそういう店に入ったことがある。私はもちろん買わなかったが、この二人はTVロケということもあって、精力剤を求めようとする。面白かったのは、店員が最初に出した木である。「これ何?」と聞いたら、「知らん。」(笑)次に出された粉末をジミーが買うと言い出した。日本円で1000円強。モザンビークだと、おそらくかなりの高額である。煎じて飲めば4分できくという。まさに眉唾。(笑)地元の呪術師が、地の霊とかを呼び出して、それなりの祈りを添えるときくのかもしれない。漢方薬のようにフツーにホテルで湯で煎じて飲んでも効果なしはあたりまえかなと思う。(私はアフリカの呪術の威力を否定しない。)
さて、ペンパのスラム街。ここで子供の教育に携わっている女性を見つけ出す。ケニアのキベラスラムと比べると、ずいぶん静かだ。(キベラでは、レゲェなどがガンガン流れている。)せいじのスーツケースは、知らぬうちに地元の子どもが運んでいた。日本人女性をよく知っているこどものようで安心だが…。とはいえ、夜は極めて危険だという。
スラムに住む日本人女性はたいした人物だった。こういう人がいること自体が嬉しい。失礼ながら見た目のイメージは、トミーズの健ちゃんなのだが…。普段は何でもボロクソなせいじが、意外にその話に聞き入ったり、ジミーが寺子屋の看板を描いたのは、彼女の人間力だと思う。いい番組だった。相変わらず、アフリカにスーツケースで行くのは無粋だと思うけど…。
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