2016年1月29日金曜日

3年生の授業、最後の日に

1組最後の授業ウーリーシンキング
 3年生の授業が終了した。今年の3年生は、文Ⅰクラスの1組をはじめ、授業態度がなかなかよかったので、ついつい世界史Bに力が入ってしまった。結局中世から現代までガンガンに教えてきた1年だった。

昨年、自分の学年を卒業させて、クラス作りについては「理想」を実現できたと思っている。これまで、卒業生への最後の授業には座右の銘「理想に生きることをやめた時青春は終わる。」を贈るのだが、今年はどうしようかと思っていた。私の青春は終わったように思っていたのだ。だが、結局彼らのおかげで、私自身世界史Bの理想を追い求めるような授業ができた。今年の3年生には本当に感謝している。と、いうわけで、今年も各クラスで座右の銘を贈らせてもらい、「ありがとう」と礼を述べた次第。

ところで、以前私のクラスの副担任をしてもらった若手の常勤講師・N先生が、府立高校の採用試験に合格している。彼も3年生の授業が全てなので、今日が本校で最後の授業となったわけだ。3年担任のT先生の計いで、6時間目の最後の授業で、生徒にサプライズされ、目頭を熱くしたそうだ。私は、いつも思うのだが若い先生はこういう経験を積んで成長していくのだ、と思う。

教師は生徒を育てる存在であるが、同時に生徒に育ててもらう存在でもある。それは若いN先生もベテランの私も同じだ。

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