2016年1月19日火曜日

社会主義者・サンダースの挑戦

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今回のアメリカ大統領選挙は、民主党のクリントン候補が初の女性大統領となるという物語だったはずだ。

ところが、共和党では、アメリカの反知性を代表している泡沫候補・トランプ氏がえらい人気を維持している。共和党の代表になるかもしれない。一方、民主党の方も、大本命・クリントン氏にここにきて、サンダース氏が追いついてきたのだと報道されている。

サンダース氏はヴァーモント州の無所属(民主党の応援を受けている。)上院議員。(それ以前に下院議院を16年勤めている。)ユダヤ系ポーランド移民の息子で、シカゴ大学卒業後イスラエルのキブツで過ごしたという。自ら、民主社会主義者だと称している。ここにきて、格差是正を前面に出して戦ってきた彼が、青年層に支持されているようだ。

アイオワ州ではほぼ互角、ニューハンプシャー州では(ヴァーモント州に近いので)サンダース有利なのだ、という。前回、クリントン氏はアイオワで3位と出遅れて結局敗北した。実は、かなり追い詰められているのである。

もし、サンダースVSトランプなどという大統領選挙になったら、まさに漫画である。私としては、”持続可能な世界”を考えるので、サンダース氏に期待することになるのだが、ただ、そんな”サンダースのアメリカ”をイメージすることは難しい。

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