2015年4月19日日曜日

「哲学用語図鑑」を入手する。

このところ、専門である「倫理」を教えることがない日々が続いているが、先日日経の新聞広告で、「哲学用語図鑑」(田中正人著/プレジデント社・本年3月1日発行)という本がベストセラー化していることを知った。哲学をイラストで解説している本らしい。図鑑という表現にも興味を持った。授業でいつか使えるかも、と本能的にアマゾンで注文したのだった。

それが今日届いた。期待どうりの図鑑であった。「ご案内とあとがきめいたもの」というWEBページに、内容が少しばかり紹介されていた。下手に説明するより、一目瞭然なので紹介しておきたい。
これは、ギリシアの哲学者を紹介したページ。プロフィールやアフォリズムが簡潔に紹介されている。この銅像っぽいイラストが、各用語のページにも登場し、誰の思想かわかるようにもなっている。シンプルながら雰囲気もよく出ていてなかなかカワイイ。

ヘーゲルの弁証法のページ。正・反・合と止揚がうまく解かれている。お気づきかと思うが、全編黒とピンクの2色刷である。

およそ、高校倫理の西洋哲学の範囲を十二分にカバーしている。特に実存主義以降の現代哲学は難解だし、センター試験の比重も上がっている。この図鑑、現代哲学にも多くをさいているので受験生にも特にオススメである。

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