2015年4月1日水曜日

ナイジェリアの大統領選速報

新大統領 ムハンマド・ブハリ氏
http://africajournalismtheworld.com/
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日経や毎日の、朝刊・夕刊それぞれで、ナイジェリアの大統領選挙の報道がなされている。要するに、野党候補者で、以前クーデターで政権を握ったこともあるプハリ氏が当選した模様だ。ブハリ氏は、民政移管後、3度も大統領選で敗北している。現大統領は南部出身のキリスト教徒、ブハリ氏は北部出身のイスラム教徒と、好対照である。

日経・毎日とも、北部で暴れているボコハラムへの憂慮から、国民は、南部の人々も含めて強いリーダーを求めたのではないかという論調である。たしかに、現政権は手をこまねいていたように見える。その反動であるのは間違いあるまい。

同時にナイジェリアは、石油産油国として世界中の注目を集めているアフリカ最大の人口大国であり、GDPでも南アを追い抜いたという観測もある。ナイジェリアの経済成長は、サブ=サハラ・アフリカ諸国にも大きな影響を与える。プハリ氏の手腕に期待するところであるが、これまでの実績を見ると保守派で、強権主義的政策を打ってきている。今ナイジェリアに必要なものは、ボコハラムの掃討だけでなく、国民一人ひとりを豊かにする政策である。すなわち投資を拡大できる金融政策をはじめとした良きガバナンスの構築がなにより求められている。新政権を注視していきたい。

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