2013年11月15日金曜日

ガンビアの台湾断交

ガンビアが、今日、台湾と断交したという報道が流れた。調べてみると、これで、アフリカで台湾と国交を結んでいる国は、サントメ・プリンシペ、ブルキナファソ、スワジランドの3カ国になった。

ガンビアは、セネガルに囲まれたガンビア川流域の旧イギリス領の小国である。報道によると断交の理由もはっきりしない。ある日突然…らしい。おそらくは大陸の工作によるものではないかと推測できる。この以前にもマラウイ・セネガルなどが、台湾と断交している。うーん、台湾のアフリカ外交も、じり貧状態だ。中国の覇権主義的な外交には、私もこのところ、かなりうんざりしているので、どうしても判官贔屓になってしまう。

サントメ・プリンシペは元ポルトガル領の島嶼国だ。ブルキナも、西アフリカでは内陸国だし、治安の良さ以外に地勢的な力は弱い。スワジランドにいたっては、南アの悪行(アパルトヘイト時に南ア企業の隠れみのとなって工業化を進めた過去がある。)を継ぐ最悪の王国である。(ここの王室はきわめて贅沢三昧を謳歌していて、その経済格差のえげつなさが有名。)台湾の味方というには余りに無勢である。

それほど中国のアフリカへの影響力が大きい、ということなのだろう。思わず、ふー、とため息が出るところだ。全く個人的に、サントメ・プリンシペとブルキナには頑張ってほしいと、思ってしまう。

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