私が中学生のころ、「ナオミの夢」という曲が大ヒットした。歌っているのはヘドバとダビデ。日本語の歌なのだが、B面はヘブライ語だった。ユダヤ人の2人が歌っているのだった。中学生にはその辺の教養は皆無で、「ナオミ」は日本人の女の子の名前だと思っていた。
ナオミは日本人の名前でもあるが、ナオミ・キャンベルなんていうイギリス人モデルもいたりして外国人の名前でもある。欧米では、聖書に出てくる名前をつける場合が多い。ニューヨークのユダヤ博物館で英文の「聖書からとる赤ちゃんの名前」などという冊子を買って今も持っている。そこにナオミの項目があった。とはいえ、英文。真剣に読んだりしていない。(笑)
日本人に贈る聖書ものがたりⅢ(モーセの出エジプトの話から始まる。)を読んでいたら、最後の士師時代の話でナオミとルツの話が出てきた。ダビデ王のひいばあちゃんにあたる女性がルツ。このルツは、ナオミの長男の妻であったのだが、長男が死んでしまい、ボアズという男と再婚する話である。ナオミは、このルツがボアズと結ばれるよう(ルツには子供がいないので、死んだ夫のためにも再婚することは、モーセの律法に即している。親族がこういう未亡人と再婚することが奨励されている。)、骨をおるのだ。まさに、「ナオミの夢」である。
おそらく屋根裏部屋に聞き込んだレコードがあるはずだが、邪魔くさいので、YouTubeで聞いてみた。未だにヘブライ語の歌詞を覚えていた。ちょっと自慢。(笑)
<Youtubeはこちら>
http://www.youtube.com/watch?v=EJJQwKxmsmg
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