光の帝国 |
私は、今でこそ社会科教師だが、高校時代はデザイン科だったので、一応美術史については詳しいと思っている。当時のクラスの仲間うちでも、やはりシュールレアリズムは人気があって、中でもダリが一番人気。うちの妻は同級生なので、そういう絵画については今でも話があう。シュールではマグリットが二番人気かなと思う。昨夏のイスラエルに行った時、博物館でマグリットの作品が展示してあって、大いに二人で感激したりした。
キリコの代表作 |
おっと、大きく話がずれてしまった。マグリットのこの作品の主題、夜景と青空の共存。このありえない共存に面白さがある。マグリットの意図したところはよくわからないが、あくまで感性の問題。哲学的には、ポストモダンな再構築だが、そんなに深刻に見る必要もない。そこに不思議な美が構築されていればそれでいいのだ。
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