教育というのは、こういう数値に表せない世界である。競争原理だけで完結できるような世界ではないのである。今日報道された某私党の条例案には、あまりにばかばかしくて、反論をエントリー化する気さえ起こらないが、ちょっとだけ書いておく。(怒)
さて、昨年度の原稿を書き変えていく。本校は各学年1クラス、計3クラスが組んで団が8つ編成されている。体育祭も文化祭もこの団単位で参加する。(4月13日付ブログ参照)体育祭の原稿では、入場行進時に、団の名前を読み上げていく。これがなかなか面白い名前なのだ。3年生が考えるのだそうだが、ちょっと紹介したい。
緑団:G・G Green (ジージーグリーン)
橙団:Oh☆RENGER (オレンジャー)
紫団:Purple people (パーポーピーポー)
この3団は英語を使っている。なんとなくわかる。かわいい。(笑)
青団:SUPER海人 (スーパーマン)
英語と日本語の合体。”海人”とは、なかなか粋ではないか。
漢字ばかりの団は4つ。
黒団:黒豚隊。桃団:愛桜舞。赤団:紅龍魂。黄団:獅黄愛。
くろぶたたい?あいおうまい?こうりゅうだましい?ししきあい?
正解は以下の通り。
アグーブタイ。ラブ・ストラック。ドラゴンソウル。ライオンハート。
なかなか面白いと私は思う。こういう生徒のセンスを活かしていくのも、教育の大切な使命の一つだと思う。思わぬ生徒の力の発揮に、教師は感動し、生徒から学んでいく。それが教育だと私は思うのだが…。こういうことに関心を持たない政治家に、本当に教育改革などとエエカッコして政治介入する資格があるのだろうか。私立高校無償化のあおりを受けて定員割れを起こした公立学校ても、そこで生徒の力を信じて、必死に頑張っている先生方がたくさんいることを知って欲しい。(怒)
>教育というのは、こういう数値に表せない世界である。
返信削除素晴らしいご意見です!同感。先生のような方が教育の場にたくさんいらっしゃるのでしたら日本も安泰なのですが…
しかし、いわゆる「教育」は数値でしか評価されようがないのは動かし難い事実。「教育」ということば自体が地に落ちてしまったのだと思います。
先生の取り組んでおられることは「教育」にとどまらぬ「人づくり」ではないでしょうか。もちろんこれは学校だけの仕事ではなく、国から家庭までのすべての組織に責任のある大事業なはずですが。
ブログの更新、楽しみにしています。
尾崎さん、コメントありがとうございます。本当にありがたいコメントです。大阪の教育は、まさに断崖絶壁に立たされています。私以上に必死で頑張っている先生方がたくさんおられます。応援お願いします。
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