2011年4月11日月曜日

世界史をなぜ学ぶのか

メガネを壊したサンディエゴ
授業が始まった。月曜日は、恐ろしい時間割である。3限目政治経済(3年体育科・武道科選択クラス)、5限目世界史B(2年普通科4組)、6限目世界史B(2年普通科3組)、7限目世界史B(2年普通科2組)。世界史Bの三連発である。ひぇー。
本校生の元気さや礼儀正しさは良くわかったが、さてさて授業はどうであろうか。興味津津であった。ありがたいことに、離任式・対面式が予定外に早く終わったので、月曜日は7限授業なのだが、2時限目がカットされ、3~7限授業が繰り上げで実施され、6限授業となった。つまり、私の3連発は、昼休みをはさんで分離されたのである。ラッキーである。

全体的には、特に2年生はクラス替えがあった直後だったので、硬かった。みんな猫をかぶっておる。(笑)ギャグも受けない。(これは困る)最初の4組はやりにくかった。反応がない。みんな世界には目が向いていないのか…と、近くの公園でタバコを吸いながら、ちょっと暗い気持ちになった。しかし、3組、2組と授業をするうちに反応が出てきた。猫が取れてきたのだろうと思う。次回の4組もきっとほぐれていると思う。

今日の世界史Bのテーマは、自己紹介を兼ねながら、なぜ世界史Bを学ぶのかという話をした。春休みにずっと考えていたのである。(指導要録には、正解らしき事が書いてあると思うが、社会科準備室の段ボールの中に埋もれている。)本校生と私にとっての学ぶ理由をずっと探していた。結局、「地球市民」を育むためという結論に達した。『共生』のための正しい知識を身につけるための世界史Bでありたい。

で、地球市民とは何かを熱く語ることになったのであった。ところで、本校生はあまり世界に目が向いていないようである。(というより、前任校が目が向きすぎていたと言うべきであろう。)何より英語がネックらしい。地球市民は、外国語ができることは、大きな要素ではない。サンディエゴでのメガネを壊した話をした。なかなかウケた。(昨年度の4月12日付のブログ参照。ちょうど1年後に同じ話をしている。衝撃的な事実だ。)これからも、そういうアレルギーをほぐしていこうと思う。

普通の学校で、私のESD実践の真価を試したい。ガンバロウ、日本。ガンバロウ地球市民。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、南高校国語科のKOです。

    先生には、文化祭や修学旅行、空堀かるたで大変お世話になりました。
    特に文化祭では「俺、高校演劇嫌いやねん」と言いつつアドバイスして下さり嬉しかったです。
    所属している部の部長として、責任感や仕事の大変さに押しつぶされそうになっている時や、体調を崩していた時期に何度も助けてくださり、とても嬉しかったです。

    最後に一言お礼を言いたかったのですが、離任式にいらっしゃらなかったのでブログにコメントさせていただきました。
    本当にありがとうございました。
    これからもお身体に気をつけて頑張ってください。
    ブログの更新も、ひそかに楽しみにしています。

    返信削除
  2. KO君、コメントありがとう。離任式は残念ながら、仕事があっていけなかった。と、いうより行かなかった。未練を残したくなかったのでね。そのほうが美しいと私は思っている。
    人間は自由の刑に処せられている。自分の道は自分で切り開いていくのである。グッドラックやで!またよかったらコメントしてなぁ。

    返信削除