https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82041 |
「エデンの園」は、知恵を持つことで、神のようになった人間が出現し、神との断絶が生じた/ソロモン王の知恵による王的支配の批判。「カインとアベル」は、人でありながら、神のように振る舞う者に神が保護を与える(弟殺しの兄カインは、追放されたものの、後に手厚く保護される。)/ソロモン王への賛美。「ノア」の方舟は、神殿を意味し、賛美。「バベルの塔」は、神殿批判。領土拡張による多言語状況の出現で生じる混乱の指摘。ソロモン王の政治のあり方への批判。
…思っても見なかった視点で、実に興味深い。ところで、全くの偶然だと思うが、今日、ある生徒が大学の志願書を見てほしいと持ってきたので、昼休みに少し指導した。そこに、ブリューゲルの「バベルの塔」を見て感激し、西洋史を志したとあった。たしかに歴史に残る名画である。(画像参照)これが、ソロモン王の野心への批判という説があるのだよ、などとは言えなかった次第。(笑)
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