20世紀最大の考古学的発見と言われる死海文書は、ベドウィンの羊飼いが死海北西部のクムランの地で発見された。まあ大騒動というか金儲けの種になるわけだが、そういうエピソードには私はあまり興味がない。長年にわたって古文書学の専門家が調査、修復、文書化に励むわけだが、結局良くわからないというのが結論である。一時は、死海文書の成立時とイエスの活動期が近いこともあり、関係が取り沙汰されたが、エッセネ派とは関係が深そうだが、明確には証明されていないし、遺跡の主と思われるエッセネ派とキリスト教の関係もはっきりしないようだ。
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この双書で興味深かったのは、その内容。外典創世記」には、アブラハムの妻・サラの美しさを称えた文書があったり、「エノケ書」にノアの出生時の話が載っていたりする。ノアは真っ赤な体と真っ白なカールした輝いた髪で生まれ、目を開くと家は太陽のように光り輝いた。産婆の腕から立ち上がり、神を称えた。父親ラメクは、天使の子だと恐れた。祖父エノケは、この子は後のノアの大洪水を預言し、その子は生き残ると語ったという話である。…なかなか面白い。続いて、もう一冊借りているので、明日からは「死海文書の封印を解く」を読もうと思っている。
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