2024年11月9日土曜日

「本格的一神教」の伝統 考

https://www.osanaki-iezusu.or.jp/shoukai06/shudokainitsuie06/newpage2.htm
学院の各教室や職員室に、次のような言葉は書かれた額がある。「キリストに信頼し、愛の実践に生きる」創立者・レーヌアンティエが遺した学院の建学の精神だとわかった。この日本語の表現、私には長い間、どうも腑に落ちなかった。「キリストに」ではなく、「キリストを」ではないのか。助詞の問題である。何人かの先生に聞いても明確な答えがなかったのだ。

カトリック教育主担のM先生が、この謎を解いてくれた。「キリストを」では、いくつかの神のうちの1つを選ぶことになる。「キリストに」となると唯一の存在となる、と。

昨日のブログでエントリーした「本核的一神教」の話につながってくる。神を選ぶのではなく、神に選ばれるという思想は、カトリックにも伝統的に生きていたのだった。当然と言えば当然の話ではあるが…。昨日のブログで、この件も記しておきたかったのだが長くなったので、あえて分けてエントリーした次第。本日の画像は、創立母体の故郷、フランスのショファイユという街である。

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