ボルチモアで、シンガポール船籍のコンテナ船が、電源系統の故障で操縦不能になり橋桁に追突し、橋が崩落したという大事故のニュースが流れている。ボルチモアは、(ロスの空港のトランジットを無視すれば)私がアメリカで最初に足を踏み入れた地であり、思い入れも深い。その橋の位置を確かめてみた。
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https://jp.trip.com/travel-guide/baltimore/ fort-mchenry-tunl-18697572/travel-image-264796987/ |
ボルチモアは、商都と呼ばれている。デラウェア州とメリーランド州の間のチュサピーク湾は天然の良港で、その最深部に位置している。問題の橋は、ボルチモアのダウンタウン(Googleマップではボルチモアと記載されたあたりである。)さらに南には視察で訪れた、国歌”星条旗よ永遠なれ”が作詞されたきっかけとなったことで有名な「フォート・マクヘンリー」(画像参照↑)があるのだが、そのさらに南に問題の橋があることがわかった。(画像参照↑↑)
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https://4travel.jp/os_shisetsu/10314088 |
ところで、ロスからボルチモア空港まで国内線で大陸横断して着いたのは夜だった。今も忘れられない光景は、ホテルに向かうバスの車窓で発見したEXXONのガス・ステーションだ。授業でよく語っていた当時世界最大の企業、エクソン。今も私のアメリカの原風景の1つだ。ボルチモアは、川崎市の姉妹都市で、ウォーターフロントの再開発が行われ成功していた。水族館や、退役潜水艦(初めて中に入る経験をして大感激した。その後ニューヨーク、シカゴと潜水艦の中に入る事になったが、これがアメリカ旅行の楽しみの一つになった。)、ハードロックカフェやプラネットハリウッドなどの店が並び、実に開放的で賑やかな空間である。
大阪市教育委員会の視察で最初に訪れた際は、コーディネーターの女性が、バスで通過するドイツ人街、イタリア人街、黒人街などを周る中で、その特徴というか差異を教えてくれた。初日から多民族社会の洗礼を受けたわけだ。そういう意味でも、ボルチモアは私の最初のアメリカなのである。
工業高校時代の担任教師集団で再訪した時は、鉄道博物館やMLBのオリオールズの球場、ベーブ・ルースの生家なども訪れた。エドガー・アラン・ポーの出生地でもあり、医学の分野では最高峰のジョン・ホプキンス大学もあるし、ボルチモアは、意外に見どころが多い。東海岸を旅するなら、ボストン、ニューヨーク、ワシントンDCもいいが、ボルチモアまで足を伸ばすべきだと思う次第。
最後に、この事故で亡くなったり、怪我をした方、またこれから仕事が激減するであろう港湾労働者の方々に心からお見舞いを申し上げたい。大好きなボルチモアよ、永遠なれ…である。
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