2018年7月19日木曜日

PBTの話(48) 中原中也

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ちょうど一週間前に、校内弁論大会があって、中原中也の詩を交えた弁論があった。私はなかなか良いと思ったのだが、入賞できなかった。あとで、激励しておいたけれど…。その時、学生が、中原中也(ちゅうや)と呼んでいた。うーん、”ちゅうや”ではなく”なかや”ではないか?と私は思った。しかし、ウィキなどでは”ちゅうや”になっている。最近は、そう呼ぶんだと思う。この有名な詩人については、ダダイストであるとか、ランボーの翻訳をしたぐらいの知識しかない。かなりデカダンスだと思うので、あまり私の趣味ではない。

ところで、今日、内のクラスのU君から、この中原中也の詩集の内容について質問を受けた。大学受験を控えた学生諸君だが、自分の専攻を決めるために様々な本に目を通すのは決して悪くない。U君は、最初ドイツ文学をやろうかなと言っていたのだが、日本文学にも大きな興味を持ち始めたらしい。しかし、それにしても中原中也とは…。

さすがに、その詩の意味を問われたが、正確には答えられなかった。その詩の背景を知る必要もあるし、まして詩には言霊がある。結局大雑把な解説だけはしておいたが、日本語の先生に改めて聞くように言ったのだった。(笑)今日、参議院の定数6増についての質問をJ君から受けたが、こちらの方がはるかに答えやすい。(笑)我がクラスにおいて、こういうアカデミックな世界を構築できていることに、大いに満足している。日本にいるより、はるかに面白いのである。

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