昨夜から風が強く、朝は雨も降っていて気温が低かった。と、いっても20℃台であった。ちなみに私のPCには、大阪の気温がすぐわかるようになっていて、なんと大阪より低かった。こうのような涼しい日は、マレーシアに来てから初めてかもしれない。
月曜日は、90分授業が1回ずつ。比較的ゆるやかな時間割である。1限目のBクラスは、ゆっくり授業を進めているので、EUからだが、ヨーロッパの国々をガンガン語っても、地理でやったことを忘れている可能性が高い。そこで、昨年作った復習用のヨーロッパ地誌のパワーポイントを使って、各国の画像を見せた。北欧、南欧、東欧と風景や建築物はだいぶ違う。フランスとドイツでも大きく違う。そんな各国の差異を改めて認識してもらおうという魂胆だった。EUのアメリカに対抗する合衆国の夢と理想は、かなり難しそうだ。同じキリスト教でも、カトリック、ルター派、カルヴァン派、そしてオーソドックス(正教)とはかなり違う。まして、言語も…。こういう前提を知ったうえで、EUについて学ぶべきだと思う。最近の記事で、EUは左派であるという面白い記事があった。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20180609-00086231/
この記事、なるほどと思うし、難民問題を契機としたナショナリズムとの止揚はかなり難しそうだ。Bクラスで、そこまで語れないかもしれないが…。
一方わがAクラスは、4限目。こちらもパワーポイントを使うことにした。南北問題をやっているのだが、私のアフリカ画像総集編を見せた。どうしてもアフリカ開発経済学を主軸に南北問題を専門的に語ってしまう。(笑)論理より、実際の経験的な話の方が面白い。みんな食い入るように見てくれたのだった。(上記画像は、その結論部分)南北問題の後、マレーシアの中進国の罠についてもやろうかな、と思う。そういう意欲がわいたのも、気温が低かったからかもしれない。
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