冬季休業最終日である。明日から登校して新学期に備えるとともに、1年ぶりに今年は、経済学を個人講義することになっている。今年は、あの分厚いスティグリッツの経済学入門ではなく、一気に薄くなった。「高校生のための経済学入門」である。私の講義を受けるI君には、休業中に質問を箇条書きにしてまとめておくことを指示しておいた。
さて、「高校生のためのアフリカ開発経済学テキストV.6.01」の執筆のほうはだいぶ進んだ。A4版で現在51Pというところ。今回はのテキストは、経済学的な視点、政治学的な視点、文化人類学的な視点の3つから書いているのだが、全2項目をほぼ仕上げた段階である。2つのアクティビティの内容も挿入してみた。まだまだ訂正する可能性はあるが、今現在の目次は次のようになっている。
1.はじめに
2.アフリカを経済学的視点から見る-アフリカの「貧困」と「発展」の原因を探る
(1)開発経済学はアジアから始まった-開発の方程式
(2)アフリカの気候・土壌
(3)アフリカの農業
(4)アフリカの都市産業
(5)アフリカの「貧困」の主原因
(6)<発展学習>「貧困」の定義とHDI・MDGs・人間の安全保障
(7)グローバリゼーションの進展と中国のアフリカ進出
(8)アフリカの鉱産資源とレンティア国家
(9)ダンビサ=モヨ女史の「援助じゃアフリカは発展しない」
(10)アフリカの「発展」の原因
3.アフリカを政治学的視点から見る-アフリカの開発を妨げているのは何か?
■アクティビティ デモクレイジー・シミュレーション
(1)ポール・コリアーの最底辺国の4つの罠
(2)デモクレイジー
(3)良きガバナンスが、アフリカを発展させる
■アクティビティ アフリカSDゲーム2014
4.アフリカを文化人類学的視点から見る-アフリカの知
(1)アフリカから学ぶ
…と、ここまでである。これまでのテキストの内容を使ったところもあるが、基本的には大幅に書き換えた。ただ、なんとなく、だんだん難解になっていっている感がある。まあ、しゃあないか。(笑)これは、学術論文ではなく、ただの市井の高校教師が作っている「教材」である。さて、今日の画像は、明日講義する「高校生のための経済学入門」(小塩隆士/ちくま新書)。なんとなくタイトルが似ている。(笑)
2015年1月4日日曜日
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