本校の桜も満開。 |
夕方、同じく地理Bの第六期の弟子、フランス留学のため1年卒業が遅れたが、某有名住宅関連メーカーに就職したA君から、メールが来た。社会人のスタートに当たり、私の教えた『ペルソナ』の話をふと思い出したらしい。自分の目指す人物の仮面(ペルソナ)を付けることから始めなさい、それがやがて自分の目指すパーソナリティー(ペルソナが語源)を確立することに繋がるという話だ。1歳上だということで、頼りにされているらしく、プレッシャーを跳ね除けようと懸命だ。
ところで今、外山滋比古氏の「思考の整理学」(ちくま文庫/1984年第1刷)を読み始めたところである。最初から無茶苦茶面白い。外山氏は、『学校は(自力で飛ぶことのできない)グライダー人間の訓練所である。』という。学校は先生と教科書にひっぱられて勉強する。独力で知識を得るのではない。いわばグライダーのようなものだ、というわけだ。…なるほど。
彼女たちは、決してグライダーではない、と私は信じている。自分の力で飛翔せよ。私はじっと見守るのみ。
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