2013年4月16日火曜日

アフリカSDゲーム報告 その1

今年は、3年生の普通科と武道科/体育科2クラスの「現代社会演習」(2単位)という教科を担当することになった。選択科目で、これまでずっと担当してきたF先生の言によると、積極的に選択したという生徒より、消去法で選択した生徒が多いそうだが、新しいアクティビティの実験的な実施には好都合であると私は思っている。

この授業で、いよいよアフリカSDゲームが始動した。前回はケニアの写真を見せたり、オリジナルの『ケニア人生双六』で導入としてやってみたのだが、私の「同情」ではなく「共生」という地球市民を育みたいと言う想いは、全員にいきわたったようで、皆真剣に聞いてくれた。
今回は、ゲームのチーム分けをしたうえで、国を決めてもらうという算段だ。最初の授業でちょっと試験をしてみた。たとえばBRICSのそれぞれを答えれるかや、円高の意味がわかっているかなど、現代社会の基本的な設問をした。その成績を元に事前に分けたておいたのだ。その発表は楽しみにとっておくとして、アフリカの画像を見せたのだった。このアフリカ画像、SDゲームのチーム(今回は人数の関係で、6チーム、すなわち6カ国)を紹介したものだ。

私の選んだ6カ国は以下のとおり。ウガンダ・タンザニア・ニジェール・ザンビア・マダガスカル・モザンビークである。これらの国に共通するのは、最近レンティア国家として経済成長が進んでいたり、進む可能性の高い国である。ウガンダは石油、タンザニアは金、ニジェールはウラン、ザンビアは銅、マダガスカルはニッケル、モザンビークは天然ガスといった具合である。

画像を見せた上で、チーム分けを発表した。さあ、それぞれのチームで、どの国でエントリーするかを決める。武道科/体育科で、人気だったのはマダガスカル。アニメ映画の影響かな?(笑)男気じゃんけんで決めていった。かなり盛り上がったのだった。

本日の実践報告はここまで。徐々に「アフリカSDゲーム」の事をエントリーしていこうと思う。

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