2012年11月16日金曜日

『大脱走』とゲシュタポ

世界史の授業で、ナチス=ドイツの話をしている。ゲシュタポの話になった時、つい脱線して、名画『大脱走』の話になった。テーマ音楽を口ずさむと、何人かの生徒が知っていた。この大脱走の話で、ゲシュタポの怖さを感じるシーンがある。

捕虜収容所から、艱難辛苦の上に脱走したイギリス空軍士官が、町に出てからゲシュタポに呼び止められるのだ。身分証明書の提示を求められるのだが、精巧なニセ証明書は見破られることはなかった。もちろん、全てドイツ語での会話だ。ゲシュタポは、「ありがとう、問題ありませんね。」と言い、脱走した士官も「どうも。」と答える。ほっとした時その時、ゲシュタポは英語で「気をつけて。」と言うのだ。これについ、英語で答えてしまうわけだ。凄いインテリジェンスである。

子供のころから何回もこの『大脱走』が好きで見ているが、このシーン、かなり恐ろしい。そんなしょうもないことも話していたのだった。

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