ルワンダ・カガメ大統領 |
このルワンダのカガメ大統領、先日アフリカの若者のオンライン投票で「アフリカ平和パーソナリティ賞2012」を受賞したという。
http://www.emeye.jp/disp%2FOAA%2F2012%2F1121%2Fstockname_1121_006%2F0%2F1/
たしかに、カガメ大統領はあの虐殺事件を乗り越え、ルワンダという小国を大いに発展させている。私も長らく評価してきた。(本年4月16日付ブログ参照)だが、その裏の姿もだんだんと見え始めてきた。それはコンゴ内乱にまつわる事である。今日の毎日新聞の記事によると、どうも、ツチ人とフツ人の対立はルワンダ国内では鎮静化してきているのだが、混乱時に隣国コンゴ民主共和国に逃げ出したフツ人に対抗するため、ツチ人の武装勢力がコンゴ人民共和国の政府軍に編入された。この武装勢力が今度はコンゴ人民共和国政府軍から離脱、コンゴ内で反武装勢力M23を結成、20日にゴマ市に侵攻し、6万人にもおよぶ難民が生まれたという。カガメ大統領のルワンダ政府は、この反コンゴ政府武装組織のM23を支援している可能性が高いようだ。そもそも、このあたりは金やダイヤモンド、レアメタルなどの鉱産資源が豊富で、ルワンダとウガンダが紛争に乗じて資源を奪い輸出して大きなレントを得ているというのだ。(本年7月23日付ブログ参照)
http://mainichi.jp/select/news/20121121k0000e030166000c.html
となると、どこが「アフリカ平和パーソナリティ賞2012」なのか、ということになってしまう。真偽のほどはなかなかわかりにくいのだが、もし事実なら残念でならない。
追記:muchさん、39人目の読者登録ありがとうございます。機会があれば、コメントをしていただければ幸いです。
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