2012年11月28日水曜日

「オードリー・若林」のタレント

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「世界は言葉でできている」というTV番組、毎回楽しみにしている。騒がしいバラエティー番組が多い中で、有名人のコトバを超える自分のコトバを考える比較的知的な番組だ。バナナマンの設楽とオードリーの若林がだいたい出ている。初めて見た時、設楽に関してはなるほどと思ったが、若林なあ…。と思ったのだ。しかし若林、毎回いいコトバを発するのだ。オードリーという芸人コンビは、相方の春日が強烈なので、若林は全く目立たない。中川家の兄みたいな存在だと思っていた。ところが、ほんと、若林のタレント(才能)には、驚きを隠せない。大したコピーライターである。

春日の方もただの怪人かと思っていたら、スポーツ、特に水泳などの能力はかなりのものである。これまで、芸能人をタレントと呼ぶことには違和感があった。本当に才能があるのか?そう思っていたのだが、なかなか大した才能を見せてくれる。(もちろんタレントと呼ぶにふさわしくない芸人も多いと思うのだが…。)

人間には様々な才能があるはずだ。心理学者がいうように、まるで氷山の如く使われていない能力が眠っているのだろう。教師の仕事は、ソクラテスが言うのように引き出すことである。教育の英語の語源は、この『引き出す』という語だ。

若林の才能を引き出したTV局の人間はたいした教育者だよなあ、などど思うのである。

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