みんなで守ろう緑の箕面 昨日から、箕面に行っていた。福利厚生のポイント(私はくわしく解らない。)で、妻が箕面観光ホテル一泊を申し込んでいたのだった。まあ、夏季休を使って妻が満足するのであれば、何処だっていいので愛車で1時間ほどかけて行ってきた。”箕面”といえば、70年代関西フォークの雄、加川良の「南行きハイウェイ」というアルバムにあるムチャ長い歌『ホームシックブルース』である。この中に「みんなで守ろう緑の箕面」というフレーズがある。私と妻は、このフレーズをすぐに連想した。だから、箕面に行くといえば、緑あふれる国定公園の”箕面の滝”である。小学校の遠足以来である。ここには猿もいて、弁当を食べる時には緊張したもんであった。しかし、今は猿は野生に帰り、いなかったし、滝はあんなに下の方にあるとは思わなかった。駐車場からだいぶ下ったので、登りが大変だった。汗でTシャツがグダグダになった。
箕面ふれあい街歩き せっかくだから、箕面の街をブラブラ歩くことにした。NHKの世界ふれあい街歩きのイメージである。といっても暑いし、発見したのは「ロボットの米屋さん」という意味不明の店くらいで、ふれあいはほとんどなかった。まあ当たり前である。結局商店街でぶっかけうどんを食べてから、ホテルに向かった。箕面にはスパーガーデンという巨大な浴場があって、プールもボウリング場もあった。小学生時代はあこがれのリゾート地であったのだが…。 <拡大すると、ロボットがよく見えますよぉ。>
大阪のダウンタウンを一望する 観光ホテルでは、8階の一番奥の「喫煙室」に宿泊した。喫煙者をよくもまあこんな奥の奥に泊めるもんだ。かなりむかついたのだが、展望は最高である。大阪の東側・生駒山から見たことはあるが、北側から見るのははじめてかもしれない。それに、大阪にこんなに高層ビルが建っていたとは驚きである。目をこらすと、大阪ドームや南港のけったいなゴミ焼却場の煙突まで見える。下には、阪急電車の箕面駅があり大阪空港を発着する飛行機も良く見える。なかなか見ていてあきない。ベランダに佇み、夜景も楽しんだ。そうそう、ここのホテルの大浴場もお湯がトロトロでよかったし、夕食の懐石料理も美味であった。<これは今朝撮影したもの。拡大すると、これまたよく見えます。>
大衆演劇のディープな世界 今日は、例のホテルの隣のスパーガーデンに行ってみた。(フロントに招待券をもらっていたのだった。)小学校の頃のあこがれのリゾートは、かなり老朽化しており、スーパー銭湯などと比べ、かなり見劣りする大浴場だった。こんなだったかな…?と寂しくなる。しかしさすがは緑の箕面である。なぜか大浴場にクワガタムシがいたり、露天風呂にムカデがでたり。(ムカデはおっちゃんたちが湯で流し、見事に事なきを得た。)
で、風呂からあがって、さて帰ろうかと思ったら、大衆演劇の美川麗士というのが来ているらしい。まさか無料で見れるとは思わなかった。(予約席という名のかぶりつきは500円だった。結構埋まっていた。10人くらい?)舞台の前は、広いイベントホールとなっていて、周囲に店が立ち並んでいる。和洋定食、たこやき、喫茶、おでん、ぎょうざ、ソフトクリームなんでも売っている。決して暴利をむさぼる価格ではない。ほんのちょっと高いかな、でもええやんか…くらいの値段である。風呂上がりのじいちゃん・ばあちゃんはきっとビールとなんか食うぞ。絶対。わが夫婦も結局、妻が焼そば(500円)を食べ、明石焼き(400円)を二人で食べ、中休みにおでん6品(計660円)を食べた。しかも、ここの店のスタッフは、席(番号のついた6人くらい座れる円卓テーブルである)まで、出前してくれる。カネを落とすように出来ている。感心しきりである。肝心の大衆演劇の中身の方もよかった。『俺は用心棒』という題の演劇は、まさに義理人情をコンセプトに、笑いあり、涙あり、剣劇あり。B級好きの私は、またまた期待していなかった分、十分に楽しんだ。歌謡ショーの最後まで見てしまった。(笑)この大衆演劇の世界、文化人類学的にも、社会学的にも、経営学的にもかなりの濃い研究アイテムと見た。私はやる気は無いけど…。なんかハマっている方々の気持ちもわからいではないと思った次第。妻と今度は『大西ユカリと新世界』を見に行こうかという話になった。昨日は、ブログをお休みしたけど、まあ箕面を味わいつくした2日間だったかなと思うのである。
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