2010年3月18日木曜日

近況報告会 in HIRAKATA


 今日、私が本校に赴任した時2年生だったOB2人と会った。1人は、一浪後、大阪大学の外国語学部を今春卒業した。1人は、某国立病院の専門学校を卒業して、今は枚方の某病院で理学療法士として働いている。直接2人に授業を教えていたわけではないが、私がJICA大阪の高校生セミナーに初めて参加した時の生徒である。いわばJICAセミナー1期生なのである。<その時の写真をずいぶん探したのだが、この自宅のPCには入っていなかった。きっと学校のPCに保存してあるのだろう。実はすごい写真なのである。当時の川口外務大臣が視察にこられ、一緒に写っている写真である。残念!ブルキナでのカップヌードルの話で盛り上がったのと、S君の卒業を記念して、このロゴを今日の画像とする>
 阪大を卒業したS君は、韓国語をひたすら磨いてきた。韓国のハンセン氏病患者へのボランティアをずっとやってきて、昨日韓国から帰ってきたところだ。明日も神戸で、韓国のアカペラグループの通訳に行くらしい。就職は、東京の某区の国際関係の仕事につくとの報告を受けた。韓国語を生かす仕事につけて満足しているらしい。昔は外交官になる!北朝鮮の問題を解決したい!と熱く語っていたが、その理想と現実のギャップは、そんなに大きくない。これからも仕事を通じて多文化共生にかかわっていきたいとのこと。
 一方理学療法士のM君は、実務経験3年をクリアし、いよいよJOCVに応募するのだという。彼の高校時代の英語の実力はかなりのもので、十分阪大生(当時は大阪外大)になれたはずだが、理学療法士になってJOCVに行くと言っていた。今も理学療法の研究会で様々な先生に師事し、また英文の専門論文の輪読会を主催しているという。
 S君は、「英語はM君のほうがレベルが上ですよ。」と言っていた。私は、「S君の行く某区には、ナイジェリア人が多いじゃないか。大丈夫か?」「なんとかします。」とのこと。M君は、理学療法士の募集のある国を挙げて「さて、どこがいいですかねぇ。」と聞いてきた。問題は、その国で初の理学療法士としての国際協力か、否かである。彼が全くの白紙から自分の力を試しそうとしたがっているのを知っているからだが、そのことを何より重視すべきだとアドバイスした。また、その後のこともいろいろアドバイスした。院に行き、国際協力の専門家として極めるもよし。調整員として残るのもよし…である。

 ”近況報告”なのである。まさに、”中間報告”でしかないのである。これから先、どうなっていくのか?3人で楽しみだなあと言って別れた。

2 件のコメント:

  1. 先生、この間は、お会いできてうれしかったです!
    「アフリカ留魂録」でHITしてやって来ました。
    ついにスタート地点に立つことができました。ここまで長かったようですが、これから思う存分、自分の能力をこの地球で試していきたいと思います!

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  2. うれしいねえ。本当にうれしいねえ。YAHOOのメールで、理学療法士M君のブログも教えて。リンクに入れるよっ。

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