2010年3月5日金曜日

私の知っている本校ALT列伝


 昨日は、卒業式で、ALTの写真をブログで紹介した。そこに写っていなかった1人が、今日の写真でコーヒーを持っているT先生である。<ブログに写真を載せることにOKをもらった>せっかくなので、昨日の続編としてALTの話を今日は書こうと思う。T先生は、日本語がペラペラだと言っていい。彼がALTとして日本に来た最大の理由は、「囲碁」である。彼によると「五段」だという。私も囲碁は前任校で少し教えてもらった経験があるが、せいぜい7級?くらいだと思う。最近は全然やっていない。当然、九目置いても勝てる見込みもないし、彼も打ってもおもしろくもないだろうから、対戦を拒否している。だが、T先生の囲碁の話に会わせることはできる。で、かなりの仲良しである。本校のALTは、真面目で優秀な人が多い。T先生も優秀なのだが、他のALTとは少し違う。他のALTは、時間が空いたときなど、日本語検定の勉強をしていることが多い。近くいる私にも時々質問が飛んでくる。だが、T先生は、ひたすら囲碁の死活を真剣な目つきで考えている。(笑)先日「中国に行って打ってきた。」と言っていた。私の知っているALTの中でも変わり種の1人である。1月のブログで紹介したオーストラリアからの留学生への特別講義にも興味を示してくれて、通訳を買って出てくれたこともある。どちらかというと、本校での」ALT生活を楽しんでいる感じである。
 私が本校に赴任してきた時もたまたま今の席だった。隣にいたのは、D先生というイングランド人だった。ちょうどサッカーの日韓W杯の時で、D先生はイングランドのユニフォーム姿でW杯中を過ごしていた。その彼が、漢字の読みを勉強していて、「血管」の読み方と意味を聞いてきた。「けっかん。ブラッド・パイプのことやね。」と言うと大笑いした。「ブラッド・パイプ!なるほど!WAHAHAHA」以来仲良しになった。彼とP先生とみんなでカラオケに行き、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を熱唱したこともある。あの早口の部分は彼らが歌った。「なかなか英語うまいな。」と言ったら、謙遜していた。(笑)
 カラオケと言えば、L先生という、これもイングランド人のALTがいた。彼とは前任の工業高校に来ていたことがあり、顔見知りだった。本校に赴任したら彼がいたわけだ。彼も愛煙家なので、今は無きスモーキング・ルームでよく話をした。夏のある日、彼はこんなことを言った。(もちろん英語だが…)「私は、日本も君も好きだが、1つだけゆるせないことがある。それは、君らが夏、アイスコーヒー(缶)を飲むことだ。コーヒーはホットでなければならない。どこを探しても缶のホットコーヒーがない!」「そんなもん、この暑いのに誰が飲むねん。」と言ったら、「君たちは野蛮だ。」と言って喧嘩になった。(笑)彼が帰国する時、前任校の英語の先生とともに彼のワイフとカラオケに行った。私がビートルズを歌うと、「ゆるせない。ビートルズは、真のロックバンドではない。」と言ったので、「サティスファクション」を歌ったら、「そうだ、ローリングストーンズこそ真のロッカーだ!」と言ってマイクを奪って熱唱したのであった。なかなかウルサイ奴だった。でもイングランド人らしい奴でもある。(笑)
 今まで、いろんなALTと出会った。仲良しの面白いALTがたくさんいた。また機会があれば、ALT列伝Ⅱを書こうかなと思う。

2 件のコメント:

  1. ホットにはこだわるのに味は気にしないのがイングランド人らしいですねw
    私が聞いたALT列伝はマリファナで強制送還されたカナダ人ですね。

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  2. (笑)うちのALTはやっぱり優秀なんだと思います。

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