2010年3月8日月曜日

アフリカ3へ「ソーラーの光」を


 昨夜から今朝にかけて、アフリカに関する良く似た映像を見た。昨夜は、NHKの海外ネットワークで、アフリカ3(1日$1以下で生活しているような最も低所得層のこと。)の、電力未供給地に、フィリップス社が、ソーラーパネルで蓄電できるランタンを販売している話だった。日本円で6000円ほどだが、支払いを石油ランプを使ったとして必要な額を貯金するという方法で販売しているとか。子供たちの勉強時間が増えたという報告だった。今朝のもNHKのニュース。アジアの政府関係者が、サンヨーを訪れ、同様のランタン(こっちは5000円らしい。今日の画像はサンヨーのもの。)を見て、自国の開発に大いに利用しようと考えているという話である。特にモンゴルの遊牧民向けに、関税を低くして普及したいとモンゴルの政府関係者が語っていた。
 同じNHKのニュース画像だが、偶然とはいえソーラー利用のランタンの話が2題続いていたわけだ。サンヨーのWEBを調べたら、日本もなかなかやる。ウガンダに250台のソーラーランタンを寄贈していた。もちろんビジネスも絡んでいるだろうが、こういうアフリカ3向けのビジネスをもっとやってほしいものだ。ラテンアメリカでは、手動の蓄電で使える子供向けのパソコンを12000円ほどでアメリカのNGOを中心に試用を増やしている。子供たちの潜在能力を生かすための動きを、これからも注視していきたい。

 ところで今日は10:00からNHKの世界遺産関係の番組でアフリカ特集がある。「ルーツ」云々とあったので、ガンビアが連想された。(米映画ルーツの出身国は、西アフリカの英語圏ガンビアである。)奴隷貿易云々ともあったので、ガーナ?ベナン?セネガル?とも思われる。昨夏ブルキナのサヘルの村にある博物館で、ここから奴隷として北アフリカに売られた人々の話を聞いた。内陸国ブルキナからアルジェリア・モロッコ経由という奴隷貿易ルートもあったことを知った。この奴隷貿易問題は、非常に複雑である。欧米諸国とアフリカの関わりについても、いづれブログで考察したいと思う。

 いずれにせよ、アフリカ3に「ソーラーの光」を!アフリカ全土に人間の安全保障と、良きガバナンスを!と叫ばずにはいられない。
 
追記:今日、先日卒業した男子3人が、阪大に合格したと報告に来てくれた。法学部2名、文学部1名。その他国公立大学合格の報が、今日だけで4件。よく頑張ってくれたと職員室は1日中祝賀ムードだった。

2 件のコメント:

  1. 大学合格おめでたいですね。私の弟も私と同じ大学の文学部に合格できました。高校も大学も一緒なのは気持ち悪いですけどね。
    タイムリーなネタですが、10日にサンヨーの海外勤務のセミナーに行って参ります。あとTOTOで中国に高級トイレを売るのも面白いかなっていう感じです。
    実際選考が進んでいるのはIT系です。パソコンはあまり好きではないですが、IT系の人間とは相性がいいんでしょうね。w

    返信削除
  2. 弟さんも合格おめでとうございます。就活の苦労は、よくOGらから聞きます。私はそういう就活の経験がないのですが、京都で飛び込みの営業のバイトをしていた時、学研の販売店から、「うちに来い。」と言われたことがあります。後でバイト先の社員さんにからかわれました。「お前が教員志望でなかったら、とっくにこっちが採用してる。」(笑)この経験は、中学校訪問で今生きています。

    返信削除