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https://susahadeth52623.hatenablog.com/entry/20130623/1371993767 |
七人の侍と荒野の七人の農村を盗賊から守るという点で大まかなストーリーは近いが、キャラクターは少しずつ違う。志村喬の役はユル・ブリンナーが演じている。これはほぼ一緒であるが、西部劇になっているし、日本的な侍とは似ていて非なるものも多い。ロバート・ボーンの演じたキャラなどは七人の侍には出てこない。
この荒野の七人(1960年)は、後に「大脱走」(1963年)に繋がる。スティーブ・マックイーン、チャールスブロンソン、ジェームズ・コバーンといった大好きな俳優たちが再び共演し、スターとなっていく。この荒野の七人と大脱走は、少年期の私にとって、特に印象に残る映画であった。この2作は何度もTVで放映されたと記憶している。
ユル・ブリンナーは、大脱走には出演していないが、後に「大西部無頼列伝」で主演をはったので、映画館まで見に行った。荒野の七人同様の黒づくめの出で立ちで、特徴的な銃(葉巻入れのようなカセットに弾丸が横並びに込められ、リボルバーより連発できる。最後は葉巻になっているのが、実に格好良い。笑)ピアノを引く場面があったり、足先に直径3cmほどの鉛玉を置く場所がある味方の男が登場し、キックをして相手に鉛玉をぶつけるなどという奇想天外なアクションが凄かった。おそらくB級映画とされているだろうが、私は今でも、荒野の七人、大脱走に並ぶ最高のエンターテーメントだと思っている。ロケを行う西部劇は、おそらくもう作られることはないだろう。西部劇のロケ地には大量の核実験で死の灰が積もっていて、多くの西部劇俳優が肺がんで亡くなっている。(広瀬隆の「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」に詳しい。)ユル・ブリンナーも肺がんで無くなっている。マックィーンもその可能性があるようだ。
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