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https://mastand.com/usstock/magnificent-seven01092024/ |
2025年のIMFの予想するGDPの成長率は、アメリカが2.7%、日本は1.1%、ユーロ圏は1.0%、スペイン2.3%、イタリア0.7%、フランス0.8%、ドイツ0.3%、(欧州はこの予想をさらに下回る可能性がある。)中国は4.6%(ただし、中国のGDPの数値はそもそも偽りであるので、考察の対象にならない。)インド6.5%(ルピー安などで成長が鈍化しており、楽観的すぎる可能性が高い。)、オーストラリア2.1%、カナダ2.0%、ブラジル2.2%、メキシコ1.4%となっている。世界全体に経済は実に厳しい。
相対的に見てみると、アメリカがまだマシという様に見える。ただし、このアメリカ経済において、伸びている業界は「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるIT関連企業だけで、アメリカの代表的な株価指数S&P500からこの7社を除いた493社は単純平均すると減益になっている。昨年全体で24%株価が上がったが、マグニフィセント・セブンばかりで、他の493社は10%程度の上昇だった。よって、世界中で伸びているのは、マグニフィセント・セブンだけという構図になっており、ノルウェーやシンガポール、中東などの政府系ファンドもこれらに投資している(=するしかない)状況である。
https://www.youtube.com/watch?v=2-xktZlnhzo
ところで、マグニフィセント・セブンは、アルファベット(=Google)、アップル、メタプラットフォームズ(=Facebook)、アマゾン、マイクロソフトに、テスラ(EV車メーカー)とAIで話題のエヌビディア(NVIDIA:GPUの設計に特化した半導体メーカー)を加えた7社で、「荒野の7人」のリメイク版映画のタイトル(壮大な7人の意)で呼ばれている。(アップルとテスラがそのうち外されるかもという噂もたっている。画像は2023年度の年間株価上昇率。)
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