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イエスの起こした死人を生き返らせるという奇跡の相手がラザロ。カトリック教会の伝承では、後マルセイユで初代司教となったとれ、列聖されている。心肺停止からの自動的蘇生をラザロ症候群、脳死患者が手足を動かすことをラザロ徴候と呼ぶのは、ここからきている。
また、ニコデモの福音書によると、イエスが十字架刑になった際、2人の強盗とともにであったが、そのうちの1人・ディスマス(画像参照)は、イエスを称えたので、「あなたは今日渡しと一緒に天国に入ります。」と語りかけてもらえた。前述のように聖人は天国で神の側ににいるので、祈りを執り成してくれると信じられているが、このディスマスは例外で、帰天する前にイエスに天国入りを確約されたという例外で、強盗でありながら「善良な強盗」という矛盾する称号で列聖されている。さて、ダンテの神曲の中で、イエス以前に死んだ義人(正しい人:アブラハムやダヴィデから洗礼者ヨハネ等々)はリンポという冥界にいたのだが、彼らを天国に案内したのは、ディスマスだとされている。また同じニコデモの福音書によると、イエスの死を確認するために脇腹に槍を刺した(と言われている)百人隊長のロンギヌスは、目の病気を持っていたが、イエスの血が目に入って完治し、この奇跡体験から熱心に布教活動をし、殉教。列聖されている。ちなみに聖遺物とされるロンギヌスの槍は何本も見つかっているが、その1本はバチカンにあるそうだ。
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十二使徒(イスカリオテのユダは除く)については、長寿を全うしたヨハネを除いて全員殉教している。この辺は割愛したい。
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