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中国共産党が行っている悪行の様々な情報を鑑みると、狂気の沙汰のような気がしている。政治的には、チベット、ウィグル、内モンゴルなどの自治区、香港での悪行をはじめ国内でもナチスを上回るような独裁政権の極みである。軍事的にはアメリカを過剰に挑発するミサイルの発射など、北朝鮮を想起させるような情報が飛び交う。そんな中、面白い記事を見つけた。中国が戦争しない9つの理由と戦争をする5つの理由について書かれた記事 「米台国交樹立の落とし所 台湾海峡戦争になるのか?」である。
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20580
中国が戦争をしない9つの理由
1.中国軍は実戦経験がなく、戦勝経験もほとんどない
2.海戦(台湾海峡・南シナ海)の難題や高原地帯(インドの場合)の難題(補給・兵站)
3.一人っ子政策による軍人の構成、戦意の欠如
4.軍もビジネスの世界にどっぷり浸かっているため、経済的利益の損失を恐れている(例:米国による個人制裁のリスク)
5.習近平が郡県を独り占めしているため、前線・現場の即時判断が出来ず、戦争に必要なスピード感が出せない
6.海外の葉中反共ムードの醸成
7.軍事(技術)力の実態に疑わしきものが多く、米国との対戦に勝ち目がない。
8.経済低迷、米中貿易戦争によるダメージが大きく、中国は財政難に直面しており、戦争に必要な財力が欠如している。
9.戦争に負けた場合、習近平は失脚、政治的生命を断たれる危機に直面する
中国が戦争をする5つの理由
1.中国共産党内の権力闘争や情報伝達の寸断、情報操作がトップの意思決定に影響力を与え、決断ミスをもたらす
2.トップの狂気、賭けに出る
3.偶発的事故による軍事衝突の発生、局所的戦闘の拡大
4.米国による台湾の国家承認、米台国交樹立
5.複合的状況の形成 ①米中関係の悪化と闘争の全面的なエスカレート ⓶輸出の縮小、産業サプライチェーンの寸断 ③コロナの再拡大・常態化 ④米ドルからの切り離し、人民元とドルの段階的デカップリング ⑤食糧危機の発生
…これを見ると、中国が戦争を仕掛ける事は無謀であることが明白である。一人っ子政策のおかげで、中国共産党のために命をかける気などなく、士気は低い。しかも人民解放軍は鄧小平の時代から自らの軍備をビジネスで稼いできた。当然中国であるから汚職や横流しが横行しており、実際の軍備はどうなっているのか分からない。だからこそ、カネで階級を買ったような(ビジネス目当ての)軍の将校は無能であるし、米国の個人経済制裁を恐れているわけだ。おそらく、米軍と開戦しても(上陸作戦がないとしたら)1週間持つか持たないかではないかと思う。よって、中国が米国に戦争を仕掛けるメリットはゼロに等しい。
…だが、アメリカが主語となると話は別である。偶発的な事故による軍事衝突の発生、局所的な戦闘の拡大は、十分すぎるくらい可能性が高い。中国の不確かなミサイルが原因になるかもしれない。さすがに、アメリカもベトナム戦争時のトンキン湾事件のような工作を行いはしないだろうが、今の中国共産党のやっていることを考えると、いつでもどこでも起こりうる状況にある。11月の大統領選挙直前が一番危ないと私は思う。一たび戦争となれば、アメリカは団結し、愛国心が燃え上がる。その最高司令官は大統領であるからだ。
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